やりとりの豊かさ…『ラド戦』にて
(2018.05.14リライト)
※ええと、冒頭から追記で失礼します蛸
この記事は、2017年に。
【月間報告】の 3月分 として記事公開しておりました。
毎月2本づつ、ゲット作品のレビュ記事を書く。
そのために【月間報告】カテゴリを設けておりまして。
その、「3月分の1本目」であったものです。
当時は、 マンガ★ゲットというサイト上で、作品を閲覧して頂くことを前提として書いておりました。
が。
ゲットのサービス終了に伴い、大幅に書き直しました。
(【月間報告】カテゴリもやめましたし)
それでも、今更な内容となってしまっている部分が大多数を占めております。
宜しければご覧いただきたく。
KaL(神名リュウト)氏 『MINSTRELSY ラドウェア戦役』
《一夜にして大軍に囲まれた城。彼らはラドウェアを守りきることができるのか。吟遊詩人フェインの歌う物語。 ※2002年~2008年にサイトで連載していた漫画です。》とのこと。
◆KaL氏 ラドウェアサイクル アンソロジー表紙
今回ご紹介する作家 KaL(神名リュウト)氏からは、あらかじめ画像使用許可を頂いております。ああ~楽!
KaL様、有難う御座います。
↑ 各キャラ名などを付記しました。
Web漫画のベテラン作家です。 ゲットでは、この作品が第1作目でした。
儂はネットやSNSにうとく、Web漫画に触れるのが遅かったもので…存じ上げてなかったのですが。
ネット上での某知人曰く、
《知っておりますよ~!私がweb漫画を始めた頃、既にもう
バリバリカッコイイ魔法とか描かれていた記憶…》
とのことです…
ご存知の方にはもう、「何を今更」なのでしょうねぇ。
とりあえず記しておきますと。
『MINSTRELSY ラドウェア戦役』(以下『ラド戦』)は、
KaL氏の個人サイトで公開され、既に完結している作品です。
ゲットでは、「連載が途切れたまま、何年も放置」…という作品も多かったのですが。
この『ラド戦』が掲載され始めた時は
「完結してる作品なら安心して読める」と思ってたものです。更新ペースも早かったですし。
が。
6月初日に
「6月末にマンガ★ゲットはサービス終了」との告知があってから。
『ラド戦』最終話までの公開を間に合わせるべく。
KaL氏は、ご多忙その他で大変な中やりくりし、必死にアップ作業なさりました。
間に合わせても、ゲットごと消えてしまうのに。 半月そこら?で。
可哀想すぎる・・・・
そして、間に合わせて下さいました!
ゲットのユーザとして、ただ敬意と感謝を。
「勇者」と呼ばせて頂きますKaL様。
この作品は、現在でも閲覧可能です。
◇KaL氏個人サイト:
さて。
以下、ゲットでの事柄を述べていきます。
ホント、今更なのですがね・・・・・・
魔法表現の素晴らしさ。
初期の作画は、ペン入れはアナログで、効果などはフォトショで入れてたらしいのですが。 いやぁ頑張ってる!
(後に、体調を崩されたりコミスタに切り替えたりとのことで。 画風が変わり、すっきりした画面になってます)
各閲覧モードの4種 全てで堪能したものです。
それぞれ楽しめました。
特に、「コマアニメモード」での編集の素晴らしさ。
このコマは、ジグザグに動いたのですよ。
儂はこのシーンを前後込みで、何度も見返したものです。動く方向・速度…。
ところで。
ゲットでの『ラド戦』は
作品自体以外でも 愉しみがございました。
1. コメント欄がチャット状態
ゲットは、作品の閲覧をするだけなら会員登録をしなくてもOK。
が、コメント欄などを見たり書き込んだりするには、会員登録が必要でした。
で。
ゲットのコメント欄は、何通りかの表示形態?がありました。
まず。
作品ページの下部にあるコメント欄。
『ラド戦』第10話の画面です。
スクロールすると、さらに下のコメントを見ることができます。
(この画像は、儂のノートPCで50%表示にした画面です。100%表示では、コメント欄は見切れてしまい、スクロールしないと画面上に現れません)
作品を閲覧後にコメントを書き込むのは、まずはここです。
そして。
コメントに対して、さらにコメントを書込めます。
「コメント内コメント」とでも申しましょうか。
儂は勝手に「子コメント」と呼んでおります。 そして便宜上、「子コメント」を書き込まれたコメントの方は「親コメント」と呼んでます。
◆コメント欄の「親子」関係略図
例えば、この某「親コメント」。
このコメント欄の画像ですが…文字を濃く加工しましたが、それでもスマホとかでは見づらいでしょうね。
文面のコピペも貼っときます。
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破砕 いいコンビですね。 ・・・女王と巫女がフ女子だったらウケるんですが…げふんげふ
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さて。
「親コメント」の画像で。赤マルつけてた、フキダシ型のアイコンと数字。
あれは、「親コメント」に書き込まれた、「子コメント」の数です。
その数字をクリックすると、「子コメント」達が表示されるページが出ます。
「親コメント」を書き込んだユーザの、「活動ページ」画面です。
一番上に「親コメント」。 少し隔てて下に、4つの「子コメント」が。
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KaL(神名リュウト) 人気投票1位2位をかっさらう魔導師コンビです。次の夏コミの新刊は…ヴァルティグ本…!?
破砕 BLで二人の名前を併記する場合、前者が攻めなのですが…ッ
KaL(神名リュウト) …ハイ…ヴァルトが攻めかなと…思ってました…(白状)
えのくらげ やりとりに画面の前で噴き出しました
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アイコン画像&コメントの使用を許可頂き、ユーザ皆様には感謝!
こんな調子のが、もぉ~たくさんあります。そんな例を、もう一つだけ。
コメントやりとり例・「ヴァルト おヌード3種」
『ラド戦』第11話のページです。
で。ここでの、某「親コメント」ですが。
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破砕 おお、ヴァルト氏のおヌードが拝めるッ!?
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このコメントにも「子コメント」が書き込まれてます。
やりとりの一部をご覧くださいませ。
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破砕
①マトリョーシカ形態。
外殻がやられても中から新品なヴァルト氏が、いくらでも♪
中身のヴァルト氏がおヌードなのは仕方ないですね。
②一旦、液状になり、再び形状が戻る
(映画『ターミネーター2』の液体金属みたいに)。
その際、服から体が流れ出ちゃうのでおヌードに。仕方ないですね。
③分散・再集合形態。
一旦、ちっちゃなヴァルト氏が沢山♡状態に分散。で、一体に統合される。
ちっちゃくなったら服がブカブカなのでおヌードに。仕方ないですね。
(因みに、ちびヴァルト氏を見るとティグ氏が萌えちゃって大変♡
なので危険な技である)
えのくらげ ↑誰かこれ視覚化させてください(笑)
KaL(神名リュウト) いずれの選択肢もヴァルトのおヌードは避けられない…! ティグっちヴァルト大好きじゃないですか、やーだもー!
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お楽しみは、まだまだ!
2. 妄想コメントしたら、作家氏がソレを絵に描いてくれたりする
のです。
この、KaL氏は大変ノリのよい作家氏であらせられまして。
先述の某コメントを受けて。
カットを描き、ファン会報にて披露して下さりました。
ファン会報ページ画面。(会報はファン登録をしないと読めません。)
この画像は、儂のノートPCで80%表示にした画面のです。
それでも1回スクロールしないと、添付画像のある部分は収まらないので、画像をツギハギ加工してあります。
会報の部分画像です。
文面の一部のコピペ(引用)です。
ディア「今回の添付絵の紹介です。
1枚目は、11話(第3章-3)への破砕さんのコメントから、
作者さんがらくがきしました」
ティグ「…破砕殿は私に何をさせたいのか」
ヴァル「や、そりゃオレに萌えてほしいんじゃ?(笑)」
ディア「リクエストにはお答えしないと!」
そして、描いて頂いた
ヴァルトおヌード3種 その参・ちびヴァル形態
です。
◆萌えるティグ氏。背後に ちびヴァルト達。
にしても。
いち読者ユーザと、作家氏とのやりとり。それが、こーゆー風に発展・展開してゆく!
こんな漫画投稿・閲覧コミュニティが、他にあるでしょうか?
あったら御免なさい。
おまけ: ヴァルト おヌード・残り2種
先述の、「ヴァルト おヌード3種」の件ですが。
「その参・ちびヴァル形態」は、KaL氏が描いて下さいました。
で。 残りの2つは、儂が描かせて頂くことにしました♪
◆その壱・マトリョーシカ形態
これは習作段階です。
ここまで描いた翌日に、ゲットの終了を知ったのでした。
で、ちゃんと描きあげるのは諦めました…他にすべきことが多すぎて。
◆その弐・液状化形態
この絵はもう、描くのを諦めました…
コンテだけ、のせておきますです。
今回の記事は以上です。
次の記事ですが。
【月間報告】2017年3月分レビュの 2本目 だったものです。
ゲットの終了に伴い、大幅にリライトしました。
カテゴリ1:➍ 突発コラボ…兄貴つながり
ゲットの特長のひとつであった「コラボ活動の縦横無尽さ」
について書きます。
謝辞
今回の記事で画像を使わせて頂きました。
◆KaL(神名リュウト)様
◇個人サイト:Radwair Cycle -ラドウェアサイクル
http://radwaircycle.sakura.ne.jp/index.html
使用許可下さり有難う御座います。
では。
礼。